旅行記

魅力的な人がいっぱいなインドの話

オシャレボーイとその彼女、なにやら行っていたのかは定かではないが(目が悪いのでわからなかった)、愛を囁き合っているのでは・・・?

夫もオシャレボーイに気付き、声をかける。
オシャレボーイたちは、ハッとした後、いそいそとたち上がり、何事もなかったかのように手を振ってくれた。
彼女は服の乱れをチャチャっと直している様子はわかった。
これは・・・めちゃくちゃ邪魔しちゃったのでは・・・?

が、オシャレボーイからは「恋人(彼女)」とは紹介されなかった。
友達だと。

友達・・・って・・・・?

はて?
まぁよくわからないけど友達ね、了解っ☆

なぜか記念写真を撮った。

チットールガルで記念写真
チットールガル砦

もっと砦の写真を撮りたかったが、なぜか一緒に歩いて遺跡の方へ降りていく流れになった。
オシャレボーイの友達はとても可愛らしい女性で、大晦日の今日は学校が休みだけど、明日は普通に学校があると教えてくれた。
バイトもたくさんしていて大変だと。
冬休みはない・・・?と聞きたかったけど、人見知り&英語力もなさすぎて「Oh・・」しか言っていないw

オシャレボーイは今夜のバスで隣の街へ帰るそうだ。2、3ヶ月に一度、この友達に会いに来ているらしい。
オシャレボーイは本当に「Friend」と言っていて、「Girlfriend」とも言っていなかったので、私は「Friend」と聞くたび「お と も だ ち・・」と声に出して復唱していたw
そして思わず女性の表情を窺ってしまう・・・。
インドの文化としてFriendの次はもうFianceなのかもしれない。よくわからないからもうノータッチ!

遺跡のところでオシャレボーイたちと別れた。
チットールガル砦から降りて、朝行った屋台に寄ってからネットカフェを探しに行くことにする。

当初から帰りは歩いて降りて行く予定だったので、のんびり歩いてみたが、道が狭い上に、観光客の車やオートリキシャーが思った以上に多くてちょっと危ないかもれない。

あまり歩いている人もいない。

そして、やはり平たい顔族は目立つ。

道ゆく車が通り過ぎるときに徐行しながら手を振ってくれたり、一時停車したりして、後続に迷惑がかかっている苦笑。

オートリキシャーに乗って降りた方が良さそうと判断し、やってきたオートリキシャーに乗って、50ルピー分だけ降ってくれるよう交渉してみた。

交渉成立したので乗り込もうとしていると、後続の観光車が追い越しつつ、乗っていた人全員が窓から顔を出して手を振ってくれた。熱烈に「ようこそインドへ!!」と言ってくれたので、私たちも「ありがとう!!良いお年を〜!」と熱烈に答えた。
そのまま追い越して行くかと思いきや、なぜか並走し始めた私たちのオートリキシャーと彼らの車w
お互い車に乗っているから会話なんてできるわけもないのに、たくさん話しかけてきてくれるので、よくわからないが手を振って答える。

すれ違う観光者の車


オートリキシャーの運転手がこのままの並走は危険と判断したのか、めちゃくちゃスピードを出して観光車を追い越そうとし始めた。
しかし観光車の方が馬力はあるので、また並走になってしまう。
あれれ。これはちょっと危ないのかな・・。
オートリキシャーの揺れ方も尋常でないw

揺れるオートリキシャー
揺れるオートリキシャー

観光車の方が足回りがいいけど、地元のオートリキシャーの運転手のテクニックの方が一枚上手だった。
対向車をやり過ごした後、ささっと前方の車を一台追い越して、私たちと並走車の間に一台関係の無い車を入れることに成功!
並走車も諦めたらしくもう並走を試みることはしなかった。

私たちはもちろん、運転手もホッとしている様子が見てとれた。

ただ、50ルピー分降ってもらうように交渉したため、かなり中途半端なタイミングで停車することになってしまった。
まだまだ下り坂の途中だ。

運転手「大丈夫なのか?」
夫「うん!すぐそこの屋台に行くから大丈夫」

支払いを終えて、いそいそとオートリキシャーを降りたタイミングで、またもや並走車が通り過ぎた。

ものすごい速さで通ったので、きっともうそのまま降りて行くだろうと思っていたら、急ブレーキして、停車している・・・・・。
並走車、乗っていた人全員男性だったからちょっと嫌なんだよな・・・。

並走車自体にはたくさん人が乗っていたので、私たちが乗る余地はない=最悪攫われる心配はなさそうと判断したので、とりあえず並走車のことは気にせず降りて行くことに。

並走車の近くを通ると、案の定並走車からみんなが顔を出して話しかけてきた。
私たちはもう話すつもりはなく、適当に返事をして、手を振って通り過ぎようとしていると、2人ほど車から降りてきた。
酔っ払ってるな〜。

並走車の男性「どこへ行くんだ?」

夫「すぐそこの屋台へ行くつもり」

並走車の男性「僕たちは観光でここに来たけど

そこでオートリキシャーの運転手がカットインしてきてくれた。
運転手「危ないから乗りなさい」

静かに従う。
運転手「ホテルはどこなんだ?」
夫「そしたら降りた先にある屋台までお願い」

やっぱりついてくる並走車。

屋台とバイク整備工場、屯している人たちが見えた時、とてもホッとしたことを今でも覚えている。

オートリキシャーの運転手は好意で送ってくれたようで追加料金は請求されなかった。
「払うよ」と話しても、「いいよ」という感じで肩をすくめて、もらうつもりはない様子だった。
たくさんお礼を伝えて降り、屋台のところへ急いで向かう。

並走車から、再び人が降りてきて私たちにボディタッチをしながら車に乗るように誘導してきた。
お尻を触られたので、ここぞとばかりに「はーー!??お尻触ったーー!!」と、ヒステリックに叫んでみた。
酔っ払っていたので触るつもりもなかったんだと思うけど、思った以上にうるさい平たい顔族にちょっとびっくりしていた。

もう面倒なので、バイク整備工場の方に走って逃げた。
屯していたみんなが、すぐに状況を察して私たちを守るように囲んでくれた。
並走車の酔っ払いたちも、諦めて車に戻っていった。

私たちが友好的に手を振ったり話していたから、向こうも仲良くしようとしてくれたのかもなー。
でも、もう夕方に差し掛かっているし、素性もよくわからないのに車には乗れないや。

バイク整備工場

とりあえず屋台で1皿とチャイを頼む。
チャイを飲んで一息ついていると、バイク整備工場の若者が話しかけてきた。
今日は大晦日だから、夜は整備工場内でパーティーをするらしい。
工場内へ案内されたので、飾り付けでもしたのかな?と夫と中に入ってみた。
するとびっくりするくらいの大人数の若い男子がわらわらわら〜と出てきて、こんなにこの工場内にいたの!?とびっくりな気持ちと、少し怖くなってしまった。

私のその一瞬の表情を見逃さなかった若者が
「少し怖がっているから下がって」
と伝えてくれた。
なんて素敵なエスパー!!!
彼こそがジャスティスというニックネームを冠するに相応しいのでは!!??

男子たちは一定の距離を保ってくれていたが、誰かが工場内にレディガガの曲を流すと、わらわらと広がって思い思いに踊り出した。
めちゃくちゃダンス好きなんだね・・笑
私たちにも踊るよう促すので、少し音楽に乗ってみた。

すると、みんなが動きを止めて『ほほう。平たい顔族のダンスとな?』という感じでじっくり見てくるので、恥ずかしくなって全ての動きを終了させましたwww
工場は夜通し開けてパーティーをするのでよかったらおいで〜と招待してもらった。

屋台の方へ移動し、この近くにネットカフェはないか聞いてみる。
屋台でチャイを飲んでいた常連客に、オートリキシャーの運転手がいて、ネットカフェの場所を知っていたので教えてもらう。
少し歩くけど遠くはないみたい。

美味しい屋台飯&チャイを堪能後、また明日必ず来ることを話し、ネットカフェまで歩くことに。
道は分かりやすかった。1回左折後、まっすぐ歩くとあった。
サイバーカフェ!分かりやすい店名!!

中に入ると、5、6人の男性がカウンターで肩を寄せ合って話していた。
私たちを一瞥すると、邪魔にならないようにささっと移動してくれた。みんなカウンターに入っちゃってかわいい笑

何分で何ルピーだったのか・・・料金は全く覚えていない。
3台のデスクトップ型パソコンが置いてあった。
Yahoo! JAPANのトップ画面を開いたら、ところどころ文字化けしていたことを今でもよく覚えている。
夜行列車のウェイティングリストがどうなっているか確認してみると、12、13になっていた。前回から3つしか繰り上がってない・・・・。

私がジリジリと焦っている傍で夫はカウンターにいる人たちと仲良くなっていた。
5、6人いた男性たちはみんな幼馴染?らしく、よく仕事終わりにこのサイバーカフェに集まっているらしい。
夜行列車のウェイティングリストの話をすると、それは不確定すぎるから辞めて夜行バスなら空いてるだろうからチケット取り直した方がいいと助言をもらう。
夜行列車に乗りたかったけど・・・乗れなかったら大変なので助言通り夜行バスを押さえることに。
男性陣の1人が学校の先生をしているらしく、明日学校に連れていってくれて、その帰りに夜行バスのターミナルに行ってチケット取ろうと提案してもらい、ありがたくお願いすることにした。
予定を決めた後もみんなでワイワイ話をした。

仲良くなった人たちと集合写真

もう陽が沈んで暗いので、私たちのホテル方向に帰る2人がバイクで送ってくれた。
インドにてネットカフェで仲良くなった人にバイクで送ってもらう大晦日!!!!チットールガルに来れて、本当によかったーとしみじみしながらバイクに揺られてホテルに戻る。

昨夜は2時間半ほどしか寝ていない&今日は結構歩き回ったので疲れた・・。
今夜はホテルでぐっすり眠ろう・・。とホテルに帰ってくると、ホテルの従業員が「お!帰ってきた!今日は大晦日だから中庭でパーティーをしているんだ。よかったら参加してね」と言ってくれたので、一度様子を見に行ってみることにする。

めっちゃくちゃEDMがかかっていてドンドン轟音が響いていた笑
ボリウッドみたいに、本当にみんなダンス好きなの・・?
そしてここでも「踊ってみて〜」と言ったあと、どんなダンスを踊るのかな?という感じでじっくり見てくるので、ススススと移動した笑

一刻も早くベッドにゴロン!としたかったので、挨拶を終えて部屋に戻ってきたけど、中庭の爆音EDMが部屋中に響いていた・・笑
窓枠が音楽に合わせてドゥンドゥン振動してるぅ笑
うるさすぎて眠れるか心配だったけど、全く問題なく爆睡!!

年越しイエーーイ!!

というような盛り上がりは全くせず、ただ疲労回復に努めて2012年を終えた。

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